業務委託契約に関連する企業間紛争について、請求を減額した事例

ご相談者の法人は、ある法人と、業務委託契約を締結し、受託者として業務を行っていました。
受託した業務のうち、一部については、委託法人の承諾を得て、第三者に業務を外注していました。
しかし、外注先の業者に問題が有り、発注者である法人から、債務不履行に基づき、約１０００万円の損害賠償を請求されました。

１０００万円の損害賠償請求の内訳を検討したところ、法的には損害としては認められない項目が含まれていることがわかり、この部分は除外するように交渉しました。

また、未払いの業務報酬が積み重なっていたことも判明し、損害賠償請求と未払の業務報酬を相殺することとしました。

その結果、最終的に数十万円で和解することができました。