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二輪車同士の接触事故について、速やかな解決を実現できた事例(被害者側)

事案の概要

二輪車同士の接触事故で、被害者は、元々適正な損害賠償と早期解決を求めていたにすぎなかったのですが、相手方保険会社の対応が遅かったり、担当が代わったりしてしまったことなどが原因となり、交通事故発生から1年以上経過しても、相手方保険会社から賠償金の提案すらなされず、話し合いが全く進まない状況に陥ってしまいました。被害者ご本人としては、これ以上本人で対応しても話し合いが進まないのではないかと考え、弁護士に相談されました。

結論

当職が被害者ご本人の代理人として交渉を開始したところ、4か月ほどの交渉により、示談が成立し、解決となりました。

最初に、被害者ご本人から状況をお伺いした段階では、相手方保険会社から返事が滞っていることは間違いなく、状況確認が必要でした。さらに、被害者ご本人と相手方保険会社との間で意思疎通が図りにくい状況になっているのも確かでしたので、まずは代理人として介入し、状況確認からはじめてみましょうということになりました。

当事務所から、相手方保険会社に連絡したところ、相手方保険会社の本件担当者が交代になったことも影響し、現担当者も状況を把握しきれていなかったり、行き違いが生じていることがわかりました。そこで、まずは、相手方保険会社にも状況を整理してもらい、被害者本人に依頼すべきことを改めて確認してもらうと同時に、被害者本人の希望や準備状況を改めて伝えることで、話し合いの交通整理から始めました。

その結果、必要な資料収集や双方の主張がスムーズに進み始め、最終的に、弁護士が代理人として介入した後、4か月ほどで解決に至りました。

交通事故では、被害者側に求められる資料提出も多く、その過程で、混乱や行き違いが生じ、交渉が行き詰まってしまうことも珍しくありません。時間の経過とともに、双方の記憶も薄れ、話し合いがより難しくなる面もあります。話し合いが滞ってしまっていると感じた場合には、一度、専門家に相談することをお勧めします。